本記事では、断捨離に悩んだときに参考にしたい「こんまり流メソッド」を紹介します。
断捨離は「何から始めたら良いか分からない」と悩む方も多く、なかなか手が付けられません。
そんなときは片付けのプロ、こんまりさんの片付け術を参考にしましょう。
この記事を読めば、断捨離の基本からアイテム別の片付け方まで分かり、スムーズに部屋をキレイにできるはずです。
人生を変えたい、気持ちをスッキリさせたい方は、ぜひ参考にしてください。
断捨離で有名な「こんまり」とは
まずは、こんまりさんがどんな方なのか、人物像を紹介していきます。
本を出版した片づけコンサルタント
こんまりの愛称で世界的に知られるのは、片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんどう まりえ)さんです。
幼少期から雑誌を愛読し、大学在学中にはすでにコンサルティング業務を開始しました。
2010年に出版された著書『人生がときめく片づけの魔法』は、世界中で読まれており、シリーズ累計1,400万部を超える大ベストセラーを記録しています。
その影響力は計り知れず、Netflixで公開された動画は世界190カ国で配信されました。
現在でも片づけコンサルタントとして、セミナーを行うなどの活動をしています。
こんまり流の片付けと断捨離の違い
断捨離はいらないモノを断ち、捨てることでモノへの執着から離れるのが目的で、自分にとって本当に必要なものを見極める「引き算」の思考が基本です。
一方、こんまり流では「足し算」の思考をベースにしているのが大きな違いで、「何にときめきを感じるか」を基準に片づけを行います。
また、こんまり流は「理想の暮らし」を明確にイメージすることを重視しているのも特徴です。
この考え方の違いを理解すると、断捨離でつまずきがちな「もったいない」や「まだ使える」といった迷いを乗り越え、よりスムーズに片づけを進められます。
断捨離の考え方を変えるこんまりメソッド
続いて、こんまりメソッドの具体的な内容を5つのステップに分けて紹介します。
1.「理想の暮らし」を考える
片づけを始める前に、まず「なぜ片づけをしたいのか」という目的を掘り下げます。
以下のように、自分が理想の暮らしを具体的にイメージしましょう。
- 休日を気持ちよく過ごしたい
- 親を家に呼べる状態にしたい
- 友人を家に呼んでみたい
- 余計なものを減らして節約したい
実際に、自分がその部屋で過ごしている様子を思い浮かべられるくらい、具体的に考えるのがコツです。
この目標設定は、断捨離のモチベーション維持にもつながります。
2.「モノ別」に片づける
一般的な片づけでは場所別に手をつけがちですが、こんまりメソッドでは「モノ別」に片づけます。
家中のあちこちにモノが分散していると、自分が持っているモノの総量を把握できません。
そのため、まずは家中から同じカテゴリーのモノを一箇所に集め、全体の量を把握しましょう。
例えば、洋服などの衣類を集めると意外と量が多いと気が付き、片づけの意識を変えられます。
3.触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する
こんまりメソッドの核となる判断基準が「ときめき」を感じるかどうかです。
残すモノを選ぶ際は、ひとつずつ手に取り、触れた瞬間に自分の体や心が「ときめき」を感じるかどうかで判断しましょう。
「心が躍る」「安らぎを感じる」「使いたいと思う」といった、ポジティブな感情がわく場合は残します。
一方、ときめきを感じないモノは「自分にとっての役目を終えた」と考えて気持ちよく処分しましょう。
4.正しい順番で片づける
こんまり流では、以下のような正しい手順で片付けを進めます。
- 衣類
- 本類
- 書類
- 小物類
- 思い出の品
衣類は比較的感情移入しにくく、量を把握しやすいので最初に整理します。本類や書類も感情が入りにくいので、序盤で片付けるのがおすすめです。
雑貨・キッチン用品などは種類が多く、判断が難しくなるので後回しにしましょう。
最も感情が絡み、難易度が高い思い出の品は最終段階で手を付けます。
順番を守って片付けると、「ときめきを感じるか」を正しく判断でき、スムーズな断捨離が可能です。
5.家にある「あらゆるモノの定位置」を決める
「ときめくモノ」を選び終えてから捨てるものを決めたら、残すモノの定位置を決めましょう。
1つでも定位置が決まっていないモノがあると散らかる原因となり、すぐにリバウンドしてしまいます。
定位置を決めれば使った後に戻すだけで、部屋のキレイな状態を簡単にキープすることが可能です。
定位置を決める際は立てたり重ねたりせずに、出し入れしやすい場所を選びましょう。
【アイテム別】こんまり流の断捨離のやり方
ここでは、こんまりメソッドの「モノ別」片づけに基づき、アイテム別の断捨離方法を紹介します。
服・靴:1箇所に集めて整理する
片づけの最初のステップは、衣類です。
まずは、クローゼット・タンス・押し入れ・部屋の隅などにしまわれている家中の衣類と靴を、すべて1箇所に集めます。
自分がどれだけの服を持っているか、その総量を把握しましょう。
集めた服はシーズンや用途に関係なく、1枚ずつ手に取って「ときめき」を基準に残すモノを選びます。
迷うときは、すぐに判断しやすいオフシーズンの服から選別を始めるのがおすすめです。
本・CD:一定期間使っていないものは捨てる
本類やCDも、すべて集めて一箇所に積み上げ、その総量を確認しましょう。
その後、手に取りながら「ときめき」を感じるかどうかで判断しながら断捨離を進めます。
ポイントは、「いつか読むかもしれない」「いつか聞くかもしれない」といった理由で残さないことです。
こんまり流の断捨離では、その”いつか”は永遠に訪れないとも解釈されています。
近年では、本やCDはオンラインのサービスで十分に代用できるので、思い切って処分を検討しましょう。
書類関係:思い切って捨てる
書類は、原則として「全処分」を覚悟で断捨離に臨みます。本当に残す書類は、以下の3つに絞り込みましょう。
- 今使っている書類
- しばらく必要とする書類
- ずっと取っておく書類
返信や記入が必要な今使っている書類、契約書など今後使う予定のある書類、年金手帳などずっと保管すべき書類を除き、処分をするのがおすすめです。
取扱説明書や期限切れのチラシ、過去のセミナー資料などは、ほとんどインターネットで見られます。
食器:家族の人数分を残す
小物類に分類される食器類は、「家族の人数+予備」と「ときめき」を組み合わせて判断します。
まず、すべての食器をキッチンから出し、1つ1つ手に取ってみましょう。
「使っていて気分が上がるか?」「この形や色が好きか?」といった基準で選別を進めます。
その上で、お茶碗や汁椀など普段から使う食器は、家族の人数分に加えて予備を1~2個残すことを目安に考えましょう。
使わないお客様用の食器、欠けているもの、趣味が変わってときめかなくなったものは処分します。
アクセサリー:お気に入りだけ残す
アクセサリーや装飾品は、小物類の中でも特に感情が入りやすく、プレゼントや高価なモノだと手放しにくいカテゴリーです。
本当にお気に入りで、身に着けることで自信や喜びを感じられるものだけを残します。
長らく使っていないもの、錆びているもの、流行遅れでときめかないものは手放しましょう。
また、片方だけのピアスや壊れたアクセサリーは、修理して使う予定がなければ処分を検討します。
ぬいぐるみ:数を決めて残す
ぬいぐるみは思い出の品にも分類されますが、ほこりが溜まりやすく、スペースを占めがちです。
すべて集め、1つ1つ手に取り「ときめき」で選別しながら、限られた数だけを残しましょう。
特に長年一緒に過ごしたぬいぐるみは、感謝を伝えると気持ちよく手放せます。
残す数は「2個まで」「収納ボックスに入る分だけ」など、分かりやすい値で決めるのがおすすめです。
思い出の品:決められたスペース分を残す
思い出の品は片づけの最後に着手する、最も難易度の高いカテゴリーです。
過去の自分を構成する大切なモノですが、モノに宿る思い出と共に断捨離を進めていきましょう。
手放しにくい場合は、「ダンボール1個分」「収納スペースの一区画分」など、あらかじめ収納するスペースの上限を決め、収まる分だけを残すという方法が有効です。
溢れたものは、過去の自分に「ありがとう」と感謝を伝え、手放す覚悟を持ちましょう。
断捨離の方法はこちらもチェック!
断捨離で出たゴミの処分方法
断捨離で出た大量のモノを処分する際は、以下のような方法を活用しましょう。
- 自治体のゴミ回収を利用
- 不用品回収業者へ依頼
- リサイクルショップ・フリマアプリで売却
自治体でのゴミ回収は時間と手間がかかり、面倒な分別も必須です。
大きな不用品の場合は粗大ゴミ処分に申し込まなければならず、すぐには捨てられません。
衣類・本・小物・家具など、カテゴリーが多岐にわたる大量の不用品を一度に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが最も手軽な方法です。
梱包や分別、運び出しをすべて任せられるため、時間と労力が大幅に削減できます。
価値のあるものは売却できる可能性もありますが、売れなかった場合は時間を無駄にしてしまうので注意しましょう。
おすすめの不用品回収業者はこちら!
こんまりメソッドで断捨離に挑戦しよう
こんまりメソッドは、単なる片づけ術ではなく、「理想の暮らし」を実現するための人生の選択術です。
こんまり流の断捨離で出た不用品は、「不用品なんでも回収団」にお任せください。
大きな不用品から小さなゴミまで、一気にまとめて回収します。リーズナブルな料金設定で利用しやすく、初めての方も安心です。
また、分別・梱包・運搬といった面倒な作業もすべてスタッフが代行します。
断捨離で部屋を一気にスッキリさせたい方は、ご相談ください。
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断捨離で大量の不用品が出た場合、どのタイミングで業者に依頼すると効率的ですか?
断捨離ではカテゴリーごとに片づけるため、1カテゴリーが終わった節目で依頼すると作業が滞りません。特に衣類・書類など量が増えやすいタイミングは、先に回収してもらうと部屋が広く使えます。
スペースに余裕ができることで次のカテゴリーに集中しやすくなります。
断捨離を中断しないためにも、早めの依頼を意識するとスムーズです。 -
まだ使える不用品が多いのですが、回収業者にまとめて任せても大丈夫ですか?
使える不用品が混在していても、業者がリユース・リサイクルの可否を判断できます。自分で売却先を探す手間がなく、時間を節約できる点がメリットです。
状態が良いものは再利用のルートへ回されるため、環境にも配慮できます。手間を減らしたい方は、仕分け前の段階でも気軽に依頼できます。 -
断捨離後のリバウンドを防ぐために、不用品回収を活用する方法はありますか?
回収日をあらかじめ決めておくと、期限ができるため不要品の選別が進みます。片づけた後の空間を早く整えられることで、生活動線が変わりリバウンドしにくくなります。
定位置を決めても残る“置きっぱなし予備軍”をまとめて手放すのに役立つはずです。定期的な回収依頼を取り入れると、モノの循環を維持しやすくなります。 -
自治体の粗大ゴミと不用品回収業者はどう使い分けると良いですか?
自治体は安価ですが、予約日が限られ即日処分できない点がデメリットです。一方、業者は日時の自由度が高く、家具の運び出しまで任せられる利便性があります。
急ぎの断捨離や量が多いケースでは業者を利用すると負担が軽減します。時間に余裕がある場合は、自治体と組み合わせてコスト調整すると効果的です。 -
断捨離が苦手で物量が非常に多い場合でも依頼できますか?
大量の不用品がある場合でも、分別から運搬までスタッフが一括対応します。部屋全体の片づけが必要なケースでも、量に応じたプランで柔軟に対応可能です。
こんまり式で選別した後、必要な場所だけピンポイントで依頼することもできます。作業量が多くても気負わず相談できるため、断捨離の後押しに最適です。




















































































































































































































