本を断捨離するコツについて詳しく解説します。
本好きな方なら特に、好みの本が増えすぎてしまって本棚の整理整頓は難しく感じるものです。ただ本の断捨離には幾つかのコツがあり、そのポイントさえ抑えれば意外とスムーズに行えます。
この記事では、本を断捨離するコツに加え、捨てる/残す本の仕分け方と整理整頓の維持方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
本を効率的に断捨離するコツ
本をいかに効率的に断捨離するかについて、おすすめのコツをご紹介します。
本の断捨離を成功させるためには、以下にご紹介するコツを意識すると実に効率よくスムーズに進みます。家に溢れているたくさんの本を整理したい方は、ぜひ参考にしてください。
本を断捨離する目的をはっきりさせる
まずは実際に断捨離を始める前に、自身の目的つまり目指すところをはっきりとさせましょう。
本の断捨離を決意するきっかけは人それぞれです。「本棚を綺麗にして整理したい」、もしくは「本棚の掃除を楽にしたい」など、目的も異なります。どんな風に片付けたいかというイメージをしっかり意識できれば、おのずと断捨離も手際よく進んでいきます。
本の断捨離が終わるまで、この目的を忘れないように意識することが効率的な片付けのコツなのです。
所持している本の量を把握する
効率よく本を処分するには、まず自分が所持している本の量を把握しましょう。
すべての本を本棚から出してみて、全体でどのくらいの本を持っているのか確認してください。そうすればパッと見ただけでも、必要な本と必要のない本を見分けることが可能です。
家にある本の量が多い場合、意外にも自分がどのくらいの本を所持しているのか把握していないこともあります。すべての本を広げてみることは、効率よく仕分けるために必要な手順です。
残したい本の量を決める
本格的に本の断捨離を始める前に、まず残したい本の量を決めておくことが大切です。どのくらいと目安で考えてもいいですが、実際的なのは本棚に入る冊数を目安にすること。
ちょっと余裕をもって本棚に並べられる量を残すのがおすすめです。キチキチに本を収納すると取り出しにくくなり、結局面倒になって本を読まなかったり、掃除を怠ってしまう原因になります。少し隙間があれば、またさらにお気に入りの本が見つかったとしても無理なく飾れるでしょう。
見た目にもスッキリと整理された本棚を見れば、その状態を維持したいという気持ちにもなり、断捨離もスムーズに進みます。
自分なりの捨てる基準を決める
自分なりに断捨離する本の基準を決めておくのも大切なポイントです。
例えば「汚れているものは捨てる」、「読まなくなった本は処分する」など、捨てる基準をまず決めます。その後に残しておきたい本の基準、つまり「繰り返し読む本は残す」、「思い出のある本は保管する」などのルールを定めます。
自分で定めた明確なルールがあれば、後は本を手に取って、どの基準に当てはまるか考えて仕分けるだけです。本を手に取ってからどうするか考えると次に進みませんので、まず基準を決めてから断捨離に取り組むようにしてください。
断捨離するべき本の基準
断捨離するべき本の基準について解説します。
どの本を断捨離するかはその人の価値観に関連しますので、もちろん人によって異なります。ただある程度の断捨離の基準を定めていないと、断捨離はスムーズに進まず途中で嫌になってしまうことも。
以下の基準を参考にしてみてください。
読み終わった本
本を捨てるかどうか決める判断基準の一つとなるのが、読み終わっているかどうか。
内容を知って満足した本や、特に意味もなく購入して読んだ本などは処分しても問題ないでしょう。読み終わっても印象に残っていないということは、また読み返すことはないでしょうから捨ててください。
何度も読みかけて放置している本
何度も読みかけてはいるものの、放置している本も断捨離の対象になり得ます。
面白いと感じたり、続きが気になったりした本は読みかけで放置することはまずないでしょう。読みかけて放置しているということは、さほど関心がないことの表れです。
また何度も放置しているのなら、またトライしても途中で放置する可能性も高いと言えます。そうであるなら、関心の薄い本は処分してもっと大切にできる本を保管してください。
子どもが小さい頃に読んでいた本
子どもが小さい頃に読んでいた絵本や幼児本などを保管している親御さんもいらっしゃることでしょう。
子どもの小さい頃の思い出として取っておきたいという気持ちも理解できますが、長年取り出していないのであればすべての本を保管する必要はないかもしれません。特に思い出深いものや子どもが気に入っていた本だけを残して、断捨離の対象にできます。
長い間使用せず保管していた本は、古い本に住みつく「紙魚」という虫が発生したり、湿気で紙がボロボロになっていたりと、トラブルも多いものです。本当に貴重な物だけを仕分けるチャンスにしてください。
汚れている・綺麗ではない本
汚れていたり、見た目が綺麗ではない本も断捨離の対象になります。
汚れていたり綺麗ではない本は、特に興味がない限りは手に取りません。ただ取っておいても活用せずゴミになるのなら、本棚整理の意味も込めて捨ててしまいましょう。
もし表紙だけが汚れているのなら、カバーを取って保管することもできますが、その本が読み返したい本や興味のある本であるならばの話です。
断捨離しない方がいい本の基準
せっかく本棚をスッキリできたとしても、後で「捨てなければよかった」と後悔したくはないものです。断捨離で勢い余って捨ててしまったものの、よくよく考えれば必要だったなんて失敗談も耳にします。
本の断捨離をするうえで後悔しないためには、残しておくべき本を把握しておく必要があるでしょう。以下のようなカテゴリーの本は、保管しておくことをおすすめします。
貴重な本
二度と手に入らないような大事な本は、当たり前ですが保管しておくのがおすすめです。絶版になってしまったものや発行部数の少ない本、有名作家の初版版などは処分するべきではありません。
実際に手に取って読まなかったとしても、後日売却すればかなりの高値で売れる可能性もありますので、ひとまず断捨離の時には保管しておきましょう。
読み返している本
何度も読み返して気に入っている本は、処分する必要はありません。繰り返し手に取っているということはこれからも読む可能性があるからです。
このような本は、大抵自分を元気づけてくれるものだったり、感動や喜びを与えてくれる貴重な本です。そのような本はなかなか見つかるものではありませんし、もし間違って処分してしまうともう二度と手に入らないかもしれません。このような優先順位の高い本は、他の本とは違う場所に保管しておいてもよいでしょう。
仕事や趣味に関連した本
自分の仕事や趣味に関連した本は、使用頻度が高いものです。ただ仕事に必要な参考書などは必須ですが、趣味となれば好んで集めている本ばかりですから、自分にとっては大切なものです。
こだわりの趣味を持つ方の中には、趣味の種類にもよりますが、趣味関連の本を長年かけてコツコツと集める方も多いようですから、このような本は大切にしておくことをおすすめします。
親から譲り受けた本
本好きの方の中には、自分が好んで大切にしていた本を子どもに譲るという方もいらっしゃいます。絶版や希少な文学作家の本などは特に年代物が多く、自分自身も親から譲り受けている場合も。
このような本はある意味、本の価値を超えて「相続物」とも言える特別なものです。自分で購入できる本とは類が異なりますので、間違えて断捨離しないように気を付けてください。
断捨離した本の状態を維持するためのコツ
せっかく苦労して本を断捨離しても、気づけばまた元の状態に戻っていた…となれば、がっかりです。そうならないためにも断捨離した本の状態を維持するためのコツをご紹介します。
ちょっと意識するだけで綺麗な本棚は維持できるのです。ぜひ参考にしてください。
期間を決めて定期的に断捨離する
本好きで、しかも定期的に本を購入する習慣があるのであれば、期間を決めて断捨離を行うのがおすすめです。
半年や1年に1回という風に期間を定めて、定期的に本の断捨離をして本棚の綺麗な状態を維持するのです。定期的に見直していれば、本棚にどのくらいの量の本を保管するのがちょうどいいのか分かりますし、そんな習慣がついていれば必要ない本もすぐに見分けられます。
また人の好みや興味は変化するものですから、以前は気に入っていた本でも時間が経過すれば飽きたり、興味がなくなる可能性もあるでしょう。処分する習慣をつければ断捨離も億劫にならず、手間が掛からなくなるメリットもあります。
本を購入せずに図書館で借りる
綺麗な本棚を維持したいなら、本を購入するのではなく、図書館で借りるという方法もあります。借りているものは返しますから、本が自宅に増えていくことはありません。
また借りるのは購入するよりも経済的ですから、より多くの本に出会えるというメリットもあります。
現在、多くの図書館ではネット予約や他の図書館からの取り寄せも可能ですので、読みたい本をリクエストすれば手に入る可能性もあります。自宅に本を増やさずに気軽に読書を楽しむ手段として、ぜひ活用してみてください。
電子書籍を活用する
近年、年齢層関係なく需要が増している電子書籍。
スマホやタブレットの使用が当たり前の現代では、電子書籍の利用も年々増え、紙媒体の本と同じくらいの人気があります。電子書籍なら手持ちの本の冊数が増えることがなく、省スペース化にも役立ちますので、本棚の購入も必要なくなります。
電子書籍の種類は実に多く、無料で読めるものや月額料金で読み放題のものなど様々。自分の読書のペースに合わせて利用できるのも嬉しいポイントです。
断捨離で捨てる本の処分方法
本の断捨離をした後には、捨てる本の処分方法を決めなければなりません。
幾つか選択肢がありますが、本の状態や捨てる量などによって最適な処分方法は異なるはずです。では断捨離した本の処分方法をご紹介します。
〇自治体の資源ゴミに出す
一番楽な処分方法なのが、自治体の資源ゴミに出す方法です。費用も掛かりませんし、回収日まで長い間保管しておく必要もありません。ただこの方法は、捨てたい本の量が少ない場合に限ります。
〇古紙回収業者に依頼する
古紙回収業者に引き取ってもらう方法も、無料で処分できる手段の一つです。ある程度の量があっても引き取ってくれますし、自分の好きなタイミングで処分ができるのも嬉しいポイント。
〇買取業者に依頼する
本専門の買取業者に引き取りを依頼することも可能です。人気の高い作家の本や漫画、写真集などは高値での買取が期待できます。特に漫画なら全巻揃ったセットで売ると需要が高く、喜んで買い取ってもらえるので、売り方にも注意してください。
〇フリマやオークションで売却する
価値があり希少な本なら、フリマやオークションで売却することも可能です。絶版や有名作家の初回限定版などの本は、フリマやオークションで高く売れるはずです。ただ捨てるだけではもったいないと感じるなら、売却を考えてみても良いでしょう。
〇寄付する
どうしても本を捨てることに抵抗があるなら、図書館やNGO団体などに寄付する方法もあります。これは意外によく利用されている処分方法で、無料で処分できる以外にも、他の誰かの役にも立てる嬉しい方法です。
〇不用品回収業者に依頼する
断捨離した本の量が多い場合は、不用品回収業者に依頼することができます。不用品回収業者なら、重たい本の処分でも家に回収に来てくれるので安心。また即日対応も可能なので、すぐに本を処分してしまいたい方に向いている方法です。
本の断捨離なら「不用品なんでも回収団」にお任せ!
本の断捨離のコツについてご紹介しました。
本格的な断捨離を始める前に、まずは捨てる本と残す本の基準を決めてから仕分けすると、とてもスムーズに進みます。また断捨離後の綺麗な状態を維持するためには、電子書籍や図書館を利用するなどの工夫も大切です。
もし断捨離した本の量が多いなら「不用品なんでも回収団」への依頼がおすすめ。重量がある本でも家まで回収に来てくれますし、電話1本で即日対応も可能です。
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