この記事では、不要になったランドセルの処分方法を解説します。
子供が小学校を卒業したら出番がなくなるランドセル、そのまま保管しておくのか手放すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
ランドセルの処分方法にもさまざまありますが、中には寄付するという選択肢もあります。
代表的な処分方法にくわえて寄付する際の注意点などもまとめているため、ランドセルの処分を検討中の方には必見です。
ランドセルの処分方法7選
子供が小学校を卒業したら不要になるランドセル、学生時代の大切な思い出が詰まったものだからと、卒業してしばらくの間は保管しておく家庭も多いでしょう。
しかし、子供が成長して色々な物が増えていくにつれてランドセルの置き場もなくなり、その扱いに困ってしまうことがあります。
ランドセルを処分する場合はどのような方法があるのか、代表的な処分方法を紹介します。
不用品回収業者に依頼する
ランドセルを捨てるタイミングでは、学生時代の思い出として保管していたその他品目もあわせて処分したいケースが多いです。
その場合におすすめなのが、不用品回収業者にまとめて処分してもらう方法です。
本来ゴミとして処分する品目は可燃・不燃を自身で分別する必要がありますが、不用品回収業者に依頼すれば分別することなくすべて引き取ってもらえます。
もちろんランドセル単品での回収にも対応しており、融通も利かせられます。
何より依頼したタイミングですぐ処分が可能なため、家の掃除を思い立った時にすぐ行動に移せるのが特徴です。
不用品回収業者に依頼する場合は、料金やサービスの面で評判の高い業者を選択して後悔のない取引にしましょう。
自治体のゴミ回収に出す
ランドセル単品を処分するのであれば、自治体のゴミ回収に出すのが方法としてもっとも手軽です。
ランドセルは革製品が主流であるため大部分が可燃ゴミに分類されますが、開閉部分に取り付けられている金具類は不燃ゴミになります。
金具の付いた箇所をハサミで切り分けるなど分別して、適切な処分方法でそれぞれを処分しましょう。
また、自治体によっては大きなランドセルの場合粗大ゴミとして扱われるケースもあるので注意が必要です。
1辺の長さが30cmを超えるものは粗大ゴミと定めている自治体も多いため、ランドセルの処分前には各自治体のルールを確認してください。
知人・友人に譲る
ランドセルは保存状態が良ければ知人・友人に譲るのもおすすめです。
知人・友人の子供が小学校に入学する時や、ランドセルが壊れてしまった時など、綺麗なランドセルであれば喜んで受け取ってもらえます。
特に、兄弟が多い家庭では人数分のランドセルを用意するのに手間もかかります。
子供本人の了承を得た上にはなりますが、これまで大切に使ってきたランドセルを見知った人の子供に引き続き使ってもらうのは譲る側としても気持ちよく手放せるのではないでしょうか。
譲る前には相手方に喜んでもらえるよう、改めて掃除やメンテナンスを行うことも重要です。
リサイクルショップに持ち込む
保存状態のよいランドセルであれば、リサイクルショップに持ち込むことで無料で引き取ってもらえます。
ただし、店舗によってはランドセルが引き取り対象に含まれていないケースもあるため注意が必要です。
高額なランドセルで保存状態がよければ買い取ってもらえる可能性もあるため、引き取りの有無や買取りについて事前に確認しておきましょう。
フリマアプリに出店する
ランドセル処分で少しでも現金化したいのであれば、フリマアプリへの出品もおすすめです。
ノーブランド品であっても1,000円〜3,000円の売値が相場となっています。
購入した際に付いてきた箱と合わせて出品できればさらに高値で売却できる傾向にあるため、保存状態がよければフリマアプリを活用してみましょう。
革小物にリメイクする
DIYやレザークラフトが得意な方は、ランドセルに使われている革を切り取って独自の革製品にリメイクするのもおすすめです。
鞄や財布、ちょっとした小物入れなど、ランドセルの革を活用して作れる製品はたくさんあります。
このような長持ちする物を子供が使ってきたランドセルの革で製作できれば、より一層思い入れの深いグッズになるでしょう。
ランドセルの解体方法や革のアレンジ方法はネット上にも数多く公開されているため、これらを参考に思い出の品を再利用してみるのもいかがでしょうか。
寄付して使ってもらう
国内製のランドセルは頑丈な作りで長持ちすると海外から評判です。
そのため、使い終わったランドセルを集めて海外の子供たちに寄付する活動も近年では広まっています。
こうした活動を実施している団体に寄付して、再利用してもらうのも気持ちのよい手放し方です。
ランドセルの寄付を受け付けている主な団体は以下の通りです。
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ワールドギフト
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国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)
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セカンドライフ(NPO法人グッドライフ)
この他にもランドセルの寄付を募っている団体は数多くあるため、自身で調べてみて理念に賛同できる団体が見つかれば寄付も検討してみましょう。
ランドセルは捨てる前に供養する人も多い
ランドセルは大切に扱ってきた品だからそのまま処分することに抵抗があるとして、供養してからの処分を考える人も多いです。
多少傷んでいるため譲ったり寄付には適していないランドセルを手放す場合、供養も選択肢のひとつとして覚えておきましょう。
神社のお焚き上げを利用する
ランドセルに限らず、愛着がある物をそのまま捨てることに抵抗がある方は多いです。
そうした物を安心して手放せるように、神社では仏や菩薩に供物を捧げるという意味合いで供養を行います。
供養の中でも、祈祷や読経で物を浄化する儀式がお焚き上げです。
このお焚き上げを利用してランドセルを供養してくれるサービスを神社は提供しています。
ランドセルのお焚き上げが可能な神社を探して持ち込む、もしくは郵送対応であれば神社へ送ってお焚き上げしてもらいましょう。
お焚き上げには費用がかかるため、各神社ごとの料金をランドセル供養の有無とあわせて調べておく必要があります。
自宅でランドセルを燃やすのは非推奨
火を使って焚き上げれば供養できると考えて自宅で物を燃やす人がいますが、これはあまりおすすめできません。
生活ゴミを庭や自作の焼却炉で燃やす行為は野焼きと見なされて、火災発生リスクの観点からも一部例外を除いて法律で禁止されています。
ランドセルも生活ゴミに該当するため、自宅で燃やすことはNGです。
自宅でランドセルを処分するのであれば、自治体のゴミ回収か不用品回収業者への依頼で対処しましょう。
ランドセルを寄付する場合の注意点
ランドセルの寄付を考えている場合、いくつか注意しなければならない点があります。
以下の項目は理解した上で寄付先を探すようにしましょう。
団体までの送料は自己負担の場合がある
寄付を募る団体へランドセルを送る場合、その送料は自己負担となるケースがあります。
特に海外へ発送する場合は団体側にとっても手間や人件費がかかるため、送料込みの寄付という形を取ることが多いです。
無料でランドセルの寄付を募る団体や企業も存在するため、なるべくお金をかけたくない場合には探すようにしましょう。
破損がひどければ受け取ってもらえない
寄付するランドセルは多少の傷があっても基本的には問題ないですが、破損がひどいものは受け取ってもらえない場合があります。
たとえば、金具が壊れていてちゃんと閉められない、革が破れて穴が開いているといった状態のものです。
あくまで再利用してもらうのが目的でランドセルを送るため、傷んでいるから処分するという感覚で寄付しないように注意が必要です。
寄付する前に、ランドセルにひどい破損がないかはよく確認しておきましょう。
豚革のランドセルは寄付できない所も
宗教上の理由によって、豚革が使われたランドセルを送れない国もあります。
高級革とされるコードバンを使っているランドセルには、内側に豚革が採用されているものも多いです。
アフガニスタンなどにランドセル寄付活動を行なっている団体の場合、豚革が使われているランドセルを送っても受け取ってもらえません。
事前に各団体の公式サイト等を確認しておき、豚革が使われたランドセルでも寄付できるかを把握しておきましょう。
児童養護施設への寄付は要確認
国内にも児童養護施設が数多くありますが、こうした施設が必ずしもランドセルの寄付を求めているとは限りません。
中には十分に数が足りておりランドセルが必要ない施設や、小学校に入学予定の子供がいないためもらっても仕方がないケースもあり得ます。
こちらが善意の気持ちで送ったとしてもかえって迷惑に感じられてしまうことがあるため、送りたい場合は必ず事前に確認してから行動に移しましょう。
ランドセルの処分方法にお悩みなら「不用品なんでも回収団」が解決
ランドセルは自身でゴミとして処分しようにも、金具類の分別が必要になるため多少の手間がかかります。
ランドセルをそのままの状態で処分するならば、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
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