ゴミ屋敷にナプキンが増える理由についてご紹介します。
綺麗好きなイメージが強い女性ですが、近年では年齢に関係なく、家をゴミ屋敷にしてしまう女性も増えていると言われています。中には使用済みのナプキンでさえ放置してしまい、あらゆるトラブルに見舞われる方も。
ここからは、ゴミ屋敷になってしまった家にナプキンが増える理由に加え、片付けられない女性の心理と解決策について解説します。
女性特有に見られるゴミ屋敷の特徴
女性特有のゴミ屋敷の特徴についてご紹介します。
近年、部屋をゴミ屋敷にしてしまう女性が増えており、片付けることができず近隣に迷惑をかける事態も見受けられます。またゴミの種類も幅広く、中には人に見られるのもはばかられる様なゴミを捨てられない女性も。
どのような特徴があるのか、詳しく解説していきます。
使用済みの生理用品のゴミが多い
女性特有のゴミ屋敷の特徴として挙げられるのが、使用済みの生理用品のゴミ類の多さです。
もちろん女性に限られたゴミですが、家をゴミ屋敷にしてしまう女性の多くは使用済みのナプキンを捨てず、溜めてしまうパターンが多く見られます。とはいえ毎月増えていくので、そのままにしているとものすごい量になるのも事実です。
また経血で汚れたショーツなどもそのままにしていることが多く、ナプキン類と一緒に放置されている現状も見られます。
トイレ・洗面などの水回りにゴミが溜まりやすい
女性特有の特徴と言えば、トイレや洗面などの水回りが汚れやすい傾向があることです。
前述通り、トイレには生理の期間中にナプキンなどを一定期間置いておきますが、それを捨て損ねてどんどん溜まっていくという状況が見られます。いつか捨てようと思いつつ、タイミングを逃して放置してしまうのです。
また洗面所には、洗顔やメイク落とし、整髪料などのアイテムが多くあり、片付けが苦手な女性にとっては特にハードルが高い場所です。抜け落ちた髪の毛や化粧品関係の汚れも付きやすく、定期的に清掃していないとものすごい有様になってしまいます。
古いコスメが大量に散乱している
女性ならではの持ち物と言えばコスメ関係ですが、やはりこのアイテムもきちんと片付けていないと乱雑になりがちです。
ファッションやコスメに関心が高い女性の場合、色んな種類のコスメを買い込みますが、家がゴミ屋敷で何がどこにあるか把握できていないと、また新たに買い足してしまいます。山のようになったコスメ類を整理してみると、ファンデーションだけでも数種類あった…なんて場合も。
また容器の分別が必要な基礎化粧品類は、ガラスやプラスチック製、詰め替え用の容器など様々な種類がありますので、どうやって仕分けていいか分からず、何となく放置してゴミの山になる可能性も否めません。
家をゴミ屋敷にしてしまう女性の心理状態
家をゴミ屋敷にしてしまう女性の心理状態はどのようなものなのでしょうか?
ゴミ屋敷にしてしまうことも、それぞれに理由があるもので、この問題を解決するためにはまず片付けられない原因を探るべきです。どんな心理状態なのか、考えられる理由を幾つか解説しています。
片付ける行為自体が苦手である
ゴミ屋敷になってしまった理由の一つとして挙げられる要因は、「片付けが苦手」というシンプルなもの。
自分の身繕いは綺麗にしていても、家の中の片付けは苦手とする女性は意外に多く、外で他の人が受ける印象とは大きく異なる場合もあります。
また、子どもの頃から片付けの習慣がなく、どうやって整理したらいいか分からないという意見も多くあります。実家も同じような環境だった、もしくは親に任せきりで自分の部屋の掃除さえしなかったという環境要因が理由になっていることもあるかもしれません。
生理用品を捨てることに抵抗がある
女性の中には自分で使用したナプキンであっても、汚く感じて触ることができず、そのまま放置してしまう方もいらっしゃいます。ただ毎月のことですので、そのまま放置するとトイレ中に使用済みのナプキンが溜まっていくことになるのです。
またナプキンをゴミに出すと何かの拍子に袋から出てしまって、他人の目につくかもしれないという不安から捨てることができないという方も。このような不安や抵抗感がゴミ屋敷を作り出してしまうのでしょう。
買い物依存症である
家をゴミ屋敷にしてしまう女性に共通する特徴の一つは、買い物が好き、もしくは買い物依存症の傾向があることです。持ち物が多くなればなるほどゴミ屋敷へのリスクは高まりますが、買いたいだけ買って古いものを処分しなければ、ゴミが溜まっていくのは当然の事です。
通常、買い物依存症の人は買い物をすることで、精神的なストレスや不安を落ち着かせようとします。その時はそれで気持ちが落ち着くのですが、時間が経てばまた繰り返しで、気づけば部屋は物で溢れかえっているというわけです。
これは気付いたからすぐに治るというものではありませんので、時間をかけて解決していく必要があるでしょう。
買い物依存症の症状や原因についてはこちら!
忙しくてゴミ捨てができない
実際に仕事が忙しすぎてゴミ捨てができないという女性もいらっしゃいます。
夜勤などの不定期なシフト制の仕事に就いている女性や、工場など朝早い時間帯に出勤する方は地域のゴミ出しの日時に合わせることが難しい可能性があります。どんどん後回しにしていると、いつの間にか家の中はゴミ屋敷になっていることもあるでしょう。
また忙しすぎて気力も体力も使い切ってしまい、家中のゴミを集めたり、片付けをする元気さえない場合もあります。
物を捨てることに抵抗感がある
物を捨てることに強い抵抗感がある、「ためこみ症」もゴミ屋敷の原因として挙げられます。
近年増えている「ためこみ症」とは、家庭内で出るゴミを大量に保持し、手放すことに抵抗感や苦痛を感じるのが大きな特徴です。女性なら、この中に使用済みのナプキンや生理用品も含まれ、部屋は日常生活ができないほど物で溢れた状態になります。
この症状は、家の中に物が多すぎて生活が不便だと感じても物を処分できない、もしくは片付けられません。これは性格が原因になることもありますが、精神疾患の一つとも認定されていますので、すぐに治るものではありません。
ためこみ症の詳しい症状はこちらから!
精神的なダメージを抱えている
何らかの精神的なダメージを抱えている場合も、ゴミ屋敷になりがちな傾向があります。
例えば、強迫観念性障害は物を収集することに執着する場合が多く、使用済みのナプキンであっても捨てずに溜め込んでしまいます。また女性に多いうつ病では、ナプキンを捨てる動作自体が面倒に感じ、そのまま放置してしまう傾向が見られることも。
自分では上手にコントロールできない精神的なダメージは、判断力と気力を低下さてしまうので、ナプキンを捨てるという些細な動作もできなくなってしまうのです。
人に助けてもらうことに抵抗がある
完璧主義の女性は、家をゴミ屋敷にしてしまう可能性が高いと言われています。
どんなことにも全力で取り組む真面目な女性は、人に助けを求めることに慣れておらず、むしろ自分で乗り切らなければ「負けてしまう」とさえ思いこんでいる人もいるのです。もちろん努力家で、大抵は自分でどうにかできるのですが、いざという時に人からの助け舟を拒否してしまいます。
家を片付けられずゴミ屋敷になっていることを打ち明けることもできませんし、ましてや他人にサポートを頼むこともできず、状況が悪化していくのです。
ゴミを溜めることで孤独感を埋めようとしている
一人暮らしの女性宅がゴミ屋敷になりやすいのは、ゴミに囲まれることで孤独感を埋めようとしている可能性もあります。
これは心理的な要素ですが、スッキリしている殺風景の部屋より、ゴチャゴチャとしていて物が多い部屋にいる方が落ち着く…という方は意外に多いものです。周りにゴミがあることで、誰かと一緒に過ごしているような感覚になるためと考えられます。
またこの心理的要素には、「ゴミがあること=安心感」が関係しますので、ゴミを片付けることに拒否反応が出たり、不安が増して一層ゴミに執着する傾向も強まるのです。
ナプキンをゴミ屋敷に放置するのが危険な理由
使用済みのナプキンをゴミ屋敷に放置するのは、危険な理由が幾つかあります。
これはプロの清掃員でも十分に注意を払うべきカテゴリのゴミで、片付ける際には細心の注意を払う必要があります。どんな危険な理由があるのか、解説していきます。
触れた時に感染症にかかることもある
使用済みのナプキンには、血液はもちろん剥がれた子宮内膜、つまり体液のようなものも含まれています。そのため、そのまま放置して空気に触れるとすぐ雑菌が繁殖してきます。
この雑菌には、カビなども含め大腸菌、黄色ブドウ球菌など病気の引き金になるものが数多く含まれているのです。これを触った手で身体の他の部分に接触すると、感染症や炎症を引き起こす恐れがあります。
使用済みのナプキンに虫が湧く
使用済みのナプキンを放置しておくと、虫が湧き不衛生になる可能性があります。
ナプキンについている経血や体液のような成分には、ハエなどの虫が寄り付き、そのままにしておくとウジが湧くなどの大惨事になりかねません。衛生的にも問題がありますので、早急に処分する必要があるでしょう。
部屋中に悪臭がするようになる
女性ならご存じですが、経血の臭いは独特でかなり刺激的です。
鉄が錆びているような臭い、酸っぱい臭い、鼻を突くような臭いなど表現は様々ありますが、放置していてばさらに菌が繁殖し、悪臭が漂うようになるはずでしょう。
女性がゴミ屋敷を片付ける方法
女性がゴミ屋敷を片付ける方法についてご紹介します。
使用済みのナプキンを含むゴミが溜まってどうしようもない場合は、以下にご紹介する2つの解決法を試してみてください。思い切ってスッキリ片付け、ゴミ屋敷を解消しましょう。
プロの片付け業者に依頼する
どう考えても自分では片付けられないレベルなら、ためらわずにプロの片付け業者に依頼してください。
プロの片付け業者は、様々なタイプのゴミ屋敷の片付けも経験していますから、全てお任せできるのが大きなメリット。残してほしいものや片付けの注意点だけ伝えておけば、ものの何時間か1日程度で片付けてくれます。
業者の中には女性のスタッフが対応してくれるところや、急ぎの方向きの即日対応可能な業者もあります。ある程度の費用は必要だとしても、労力や手間を考えれば効率的な片付け方法だと言えるはずです。
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家族と一緒に自力で片付ける
ナプキンを他人に見られるのは抵抗がある…という場合は、家族と一緒に自力で片付ける方法もあります。
ただゴミ屋敷になっているレベルなら、片付けや清掃にもそれなりの時間と労力が掛かるでしょう。害虫の駆除からゴミの仕分け、分別した後の処分、部屋の清掃・消毒など作業は山積みです。
ですから、ナプキンを捨てられないほどのレベルのゴミ屋敷なら、やはり業者による片付けのほぼ一択となるはずです。自力での片付けには限界がありますので、まずは自力清掃が可能かどうか判断するところから始めてください。
ゴミ屋敷のレベル判断はこちらの記事を参考にしてください。
ナプキンを捨てる!ゴミ屋敷予防法
使用済みのナプキンをきちんと処理してゴミ屋敷にしないためには、どんな対策が必要でしょうか?
もちろん片付けを心がけるのが一番ですが、長期的に実践できるような実際的な予防法を講じることが大切です。おすすめの予防法をご紹介します。
ナプキンを定期的に片付ける習慣をつける
通常のゴミ出しのルーティーンと同じように、ナプキンも定期的に片付ける習慣をつけましょう。
一般的に「燃えるゴミ」の収集日は1週間に2回ありますので、前日にナプキンも含むゴミ袋を玄関のドアの前に置いておきます。翌日出掛ける時に必ず目に入る、もしくはゴミ出しをしないと出かけられない状況を作っておくのです。
このルーティーンを繰り返し、決められた日にゴミを出す習慣を身に着けてゴミ屋敷の予防対策にしてください。
ナプキンを布製や吸水ショーツに変更する
使い捨てのナプキンをどうしても放置してしまう場合は、ナプキンの種類を変えてみるのもおすすめです。
近年多く見られるのは「布ナプキン」で、肌への負担が少なく、経済的であることが人気の秘訣。洗って繰り返し使えますので、ゴミが増えることもありません。
またショーツ自体が水分を吸収できる「吸収ショーツ」は、股の部分が3〜4層の生地を重ねており、経血による汚れが表に響きにくいという優れもの。布ナプキンのように洗って繰り返し使えますので、ゴミが出ないのが大きなメリットです。
ナプキンを含むゴミ屋敷の片付けなら「不用品なんでも回収団」へ!
ゴミ屋敷にナプキンが増える理由についてご紹介しました。
部屋を片付けられない女性には幾つかの特徴があり、その原因や心理状態についてもよく理解する必要があります。もちろん実際的な解決策もありますので、積極的に活用してみてください。
自分ではどうしようもないと限界を感じた時には、ぜひ片付けのプロ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。様々な経験を積んだスタッフが対応しますので、恥ずかしく感じる必要はありません。ナプキンなどのゴミはもちろん、部屋の清掃も徹底的に対応可能!
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