剪定した枝の処分方法についてご紹介。
庭木の剪定をしたものの、剪定した枝の処分方法が分からないという方もいらっしゃいます。手間を掛ければ無料で処分することができますが、ある程度の費用をかければ手間を掛けず剪定枝の処分ができるのです。
この記事では剪定した枝の処分方法を幾つか解説し、さらに処分時の注意点や処分費用の相場、再利用のアイデアもご紹介していきます。
剪定した枝の処分方法6選
剪定した枝の処分方法について解説します。
剪定した枝の捨て方は幾つか選択肢がありますが、枝の量やサイズなどによっても最適な処分方法が異なります。また手間を掛けたくない、処分費用できるだけ抑えたいなど、予算や希望もそれぞれです。
以下におすすめする剪定した枝の処分方法をぜひご活用ください。
不用品回収業者へ依頼する
なるべく時間をかけず楽に剪定した枝を処分したいなら、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
不用品回収業者なら即日対応も可能なので、すぐに回収してほしい方や多忙でスケジュールを合わせられない方でも簡単に処分できます。また家まで回収に来てくれるのも嬉しいポイントです。
もちろん回収は無料ではありませんが、剪定した枝をどこかに運んだり、回収の手配をする手間を考えると楽に処分できる方法の一つです。
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自治体の可燃ゴミに出す
剪定した枝の量が少ない場合やサイズが大きくない時は、自治体の可燃ゴミに出すのが一般的です。ゴミ収集日に出すだけで簡単ですし、必要なのは指定の袋のみで費用も掛かりません。
ただ回収可能なサイズが決まっていますので、対象外の場合は他の処分方法で捨てなければなりません。
またゴミの分別区分が自治体によって異なり、ある場所では「可燃ゴミ」でも他の場所では「資源ゴミ」になることもあります。間違えると回収してもらえませんので、事前に確認してください。
自治体の粗大ゴミに出す
剪定した枝を自治体の粗大ゴミで出す方法も一般的です。処分の費用は自治体で異なりますが、かなり安価な金額で捨てることができます。
粗大ゴミのルールは住まいの地域によってかなり違いがあるようです。枝の長さや太さ、重量などが細かく決まっていることもあり、対象外だと回収してもらえません。ですから必ず事前にルールをチェックしてください。
粗大ゴミでの処分手順は以下の通りです。
- 粗大ゴミ受付センターに申し込む
- 捨てたい枝のサイズや量を伝え手数料を教えてもらう
- 手数料分の粗大ゴミ処理券をコンビニなどで購入する
- 券を枝の束に貼り付けて指定場所に出しておく
自治体のゴミ処理施設に持ち込む
自治体のゴミ処理施設に、直接剪定した枝を持ち込む方法もあります。費用は粗大ゴミと同等もしくはそれより安価な金額で対応してくれ、一般的に10キロで100円程度です。
ただ袋に入れたりしないのでそのままでいいということはなく、長さや太さなどもしっかりと決められていますので、きちんと守る必要があります。付いている汚れや土なども取り除き、回収してもらいやすいようにして持っていってください。
庭木の剪定業者に依頼する
庭木の枝の剪定も同時に行って欲しい場合は、プロの庭木剪定業者に依頼するのがおすすめです。
年配の方や女性なら自分で剪定するのも大変ですから、庭木の剪定から枝などの回収、そして処分まで全てお任せできる剪定業者なら心強いサポートが期待できます。業者の中には、回収だけしてくれるところもあり処分だけ頼むことも可能です。
対応可能な作業や費用は業者によって異なりますので、幾つかの業者に見積もりを取って比較してみることをおすすめします。
「剪定枝」専用の戸別収集に申し込む
自治体によっては、家庭から出る剪定枝のリサイクル促進のため、剪定枝をゴミステーションに出さずに戸別収集によって回収する取り組みを行っています。ほとんどの場合、この収集は無料で利用可能。
自治体によって異なりますが、大抵は申し込みから1週間程度で家まで回収に来てくれます。紐で縛って持ち運びやすくするか、透明の大きな袋に入れて置いておくとよいでしょう。
剪定した枝の処分方法別の費用相場
剪定した枝の処分方法別の費用相場について解説します。
剪定した枝の処分費用は、選ぶ方法によってずいぶん大きく違います。自身の状況や予算に合わせてチョイスしてください。
処分方法 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
不用品回収業者へ依頼する | 3,000円~(個数により異なる) | 剪定枝のみだと割高 |
自治体の可燃ゴミに出す | 無料 | 指定のゴミ袋代が必要 |
自治体の粗大ゴミに出す | 200円~1,000円程度 | ー |
自治体のゴミ処理施設に持ち込む | 10キロ:100円程度 | 粗大ゴミの半額が目安 |
庭木の剪定業者に依頼する | 4000円~(作業内容で異なる) | 剪定と回収費用は別 |
「剪定枝」専用の戸別収集に依頼する | 無料 | 1週間程度の期間が必要 |
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剪定した枝の処分時の注意点
剪定した枝を処分する際に気を付けて欲しい注意点について解説していきます。
剪定した枝を処分する方法には幾つか選択肢がありますが、どの処分方法にするにしても気を付けるべきポイントがあります。怪我をしたり、周りに迷惑をかけないためにも是非注意ポイントを確認してください。
切断した枝で怪我をしないように注意する
剪定した枝は、処分時に怪我をしないように気を付けなければなりません。
ゴミに出す際には、枝を袋に入るサイズにカットしなければなりませんが、その時に工具で手を切ったり、枝の切れ端が刺さったりする可能性があります。軍手をして作業するなど、十分に注意してください。
自治体の処分ルールを確認しておく
剪定した枝を自治体のゴミ回収に出す際には、住まいの地域のゴミ回収ルールを確認しておく必要があります。以下のようなパターンが考えられるので注意してください。
- 一般的には「燃えるゴミ」で分別している
- 自治体によっては「資源ゴミ」として分別している場合もある
- 剪定した枝をリサイクル促進目的で戸別収集している地域もある
また1度に出せる「燃えるゴミ」の量が決まっていることもあり、あまりに多い量だと回収してもらえないこともあるのでご注意を。
剪定枝を山や森林などに捨てない
剪定した枝は、山や森林、公共の場所に捨ててはいけません。これは違反行為ですので、不法投棄の罰金が科せられる場合もあります。
「自然にかえすのだから問題ない」と考える方もいらっしゃいますが、これは自身の家の庭で出たゴミですから、公共の山や森林に捨てるのはおかしいことです。安易に考えないようにしてください。
剪定枝を勝手に焼却しない
「枝は燃えるものだから庭で燃やしてしまおう」という処分方法にも、ご注意を!
剪定した枝を勝手に焼却処分することは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって禁止されており、たとえ自身の家の庭でも対象です。少量の焚き火なら問題ありませんが、処分したい枝の量を考えての自己判断となります。
ただ家の庭で枝を燃やすと、不注意による火事のリスクやダイオキシンなどの有害物質の発生、灰や煙、臭いによる周辺民家への迷惑が考えられます。少量なら燃やすのではなく、細かくカットしてゴミで捨てるなど他の方法を試したほうが無難です。
剪定枝を長期間保管しない
剪定した枝を長い期間庭に置いておくと、様々な害虫の住処となり、庭が荒れてしまう原因になります。他の木や植物に悪影響が出ますし、そのうち建物自体にも被害が出るかもしれません。
また枝を放置して繰り返し雨に濡れると、枝や葉が腐り、見た目もよくない状態になります。処分するのがますます億劫になりますので、放置せずに早めに捨ててください。
剪定した枝の再利用アイデア
剪定した枝のゴミ出しが面倒だと感じたら、枝を何か再利用する方法を考えてみるのはいかがでしょうか?
再利用できれば、ゴミ出しの煩わしさもなくなりますし、なんといってもエコに協力できます。幾つかの再利用アイデアがありますので、実践できそうな方法を見つけてください。
薪として利用する
比較的太めの枝なら、薪として再利用するのが一番簡単なアイデアです。家に暖炉があるなら、使用する薪をホームセンターなどで購入しているかもしれませんが、枝を再利用すれば経済的に助かります。
ただ、暖炉に使用する薪は乾燥したものでなければならないので、剪定した枝をすぐに使用することはできません。翌年の暖炉用に保管しておくことをおすすめします。
堆肥にする
剪定した枝を細かくカットして土に埋めることで、堆肥にするという方法もあります。これは作業自体も簡単ですし、他の植物や庭木にもよい影響がある有機質堆肥土になるので、おすすめです。
ガーデニングが好きな方なら庭に多くの植物や花があると思いますが、堆肥にすれば庭の植物全体に栄養がいき渡ります。以下の手順を参考にしてください。
- ガーデンシュレッダーなどで枝を細かくする
- 庭に穴を掘り細かくした枝を入れる
- その上に油かすや米ぬかなどの有機肥料を広げる
- 水を撒いて上に土を戻す
ガーデンシュレッダーを使用してチップ化する
ガーデンシュレッダーを使用できるなら、枝を細かくしてウッドチップにするアイデアもあります。
ウッドチップは、庭や木の根元に撒くと雑草の予防になったり、庭木の保温効果を発揮してくれる優れもの。ホームセンターなどで購入する方もいらっしゃるかもしれませんが、自家製で出来れば経済的です。
自治体によっては剪定した枝のリサイクル促進のため、ガーデンシュレッダーの貸し出しを行っていることもあるので活用してください。
剪定した枝の処分なら「不用品なんでも回収団」にお任せ!
剪定した枝の処分方法についてご紹介しました。
一般的な「燃えるゴミ」に出す処分方法の他にも、業者に依頼したり、ゴミ施設に持ち込む方法など捨て方の選択肢は幅広くあります。
ただ手間を掛けずに処分したいなら、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめ。
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